せん断試験結果

ロックンボルトFシリーズ(ゆるみ止めボルト)は、ボルトに加工が加えてあるため、せん断応力が標準のボルトより弱いのではないか、というご質問をよく受けます。
平成23年5月23日月曜日、大阪の株式会社テクノアソシエにて、ロックンボルトF-1と、標準の六角ボルトを比較するためのせん断試験を行いました。

ボルトのせん断応力は、ボルトの断面積で決まります。
ロックンボルトFシリーズは、ボルト内部が空洞になっているわけではなく、インナーボルト・テーパーなどが入っているため、通常のボルトとせん断応力にほとんど違いはありません。
下記、試験結果をご覧ください。

試験場所 株式会社テクノアソシエ(大阪)
試験機 引張試験機
試験品 M12x40 緩み止めボルト、鉄六角ボルトM12x70
試験数 各4本
条件 材質:鉄
熱処理:なし
表面処理:生地
室温:21.0℃

試験速度:10mm/min

≪試験結果≫

種別 規格値
(N)
測定値(N) _
X
判定
n-1 n-2 n-3 n-4
4T 六角ボルト - 32747 30392 30456 32300 31473.750 -
Lock’n Bolt(緩み止めボルト) - 36239 36486 36210 36215 36287.500 -

≪参考画像≫

引張試験機
治具
【試験後の状態】 Lock’n Bolt(緩み止めボルト)
【試験後の状態】 鉄六角ボルト M12x70