神奈川新聞 2012年8月27日 掲載されました。

ビジネスウォッチ ナット

不要の緩み止めボルト

ボルト・ナットは、長時間す要していると必ず緩むため、定期的に増し締めが必要となる。 ロックン・ボルト(代表取締役・長谷川賢司氏)は、振動や激しい動きにも緩みにくいナット不要の特殊ボルト「ロックン・ボルト(商標登録済み)」=写真=を公開し、販売している。 外側は一見、普通と同じだが、このボルトは二重構造となっている。ボルトの軸は穴があけられており、ネジの先端部にはスリットが入っている。内側の軸の部分にはもう一本、先端が円すい状のボルトが入っている。外側のボルトを締めた後に内側のボルトを締めることによって外側のボルト先端のネジ部が拡張し、強固に固定されて緩みを防止する。 取り外す際は、内側のボルトを2~3回緩め、内側のボルトの頭をたたくことでロックを解除できる。 ナットを使用しないシンプルな構造なので、様々な用途に使用でき、しかもナットを使わない分、軽量化できる。また、一般的なボルトとの交換を容易だ。 強固で長時間の締結力を維持することができ、土木建設機械、印刷機、ジェットコースターなどの遊戯機械、産業機械、鍛造機械、航空機、船舶といった用途での効果が期待される。サイズはM5―30(ネジ径5-30mm)まであり、これ以外のサイズも特注で対応できる。振動試験、強度試験など、各種試験結果の概要はインターネットで公開している。 ○ロックン・ボルト 〒220-0072 横浜市西区浅間町1-10-12 TEL 045(321)2386 FAX 045(321)6626